船津歯科クリニック

0120-648-272

お問合せはこちら

医院ブログ

 プラークコントロールよりシュガーコントロール

  • 院長ブログ
  • 2014年10月22日

ある大学の調査で、4大味覚(甘味、塩味、苦味、酸味)を小中学生に行ったところ30数%の子供が味覚の違いが分からなかったそうです。
そのうちの多くは、毎日甘いジュースやお菓子を飲食したりしているのが原因らしいです。 他にも毎日の食事の味付けが濃い過ぎたのも調査で明らかになりました。
味覚障害もそうですが、当然甘いものを摂りすぎると虫歯になりやすくなり、将来早くから糖尿病を初めとする成人病のリスクが高くなります。
実在する兄弟の話です。
兄は小さい頃から甘いものが大好きで、コンデンスミルクを舐めていたり饅頭も中の餡子だけ食べていたりしていました。 一方の弟はその饅頭の皮を牛乳と一緒に食べていたり、特に父親がツマミにしていた干物が好きでした。 親の影響でしょうが、兄弟とも同じようにブラッシングの習慣はありませんでした。 当然甘いものを好んで食べていた兄は小さい頃から虫歯だらけで、よく夜中に泣いていました。 大人になってから奥歯で噛むところが殆んどなくなり固いものが食べられなくなりました。 
歯が無くなれば入れ歯を入れたりインプラントという方法がありますが、味覚が発達する小学生の頃にそういう食生活をしていたので、美味しいものを美味しいと感じられなくなりました。 ”食べる”というのは一種の幸せを感じるひと時ですがもう取り戻すことはできません。
これはブラッシングをしなくても 良し とすることではなく食生活が大人になってからもずっと影響するということです。  弟さんは何でも食べられ、料理人も認める食通になりました。
決してブラッシングを怠らないようにしましょう!  口唇.jpg
追記:
食事に幸せを感じるかそうでないかは生まれつきの気質が関係しますので一概には言えません。

ページトップへ戻る