船津歯科クリニック

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唾液の役割Ⅲ 全身の健康を守る

  • お知らせ
  • 2013年4月08日

・細菌侵入を防ぐ唾液バリア
人の身体で外側の部分は常に細菌などの外的の侵入の危険にさらされています。そこで生態防御反応機能としてさまざまな抗菌因子があり、ラクトフェリンや免疫グロブリン(IgA)などに代表される成分は、細菌の毒性物質を攻撃し、毒性物質の無力化を図るなど細菌の増殖を抑制する働きがあります。
また、唾液中のムチンは食べ物の中の細菌を凝集させ口腔内から排出させるさようを持っています。
・老化防止
唾液にはパロチンといわれる物質が含まれています。パロチンは日本人が発見した物質で、筋肉や骨の発達を促進するほか、白内障の進行を遅らせる効果があるとされ、医薬品としても売られています。
また、唾液中には成長因子であるIGF-1という成分もあり、健康の維持や老化防止に役立つといわれています。
・活性酸素を減少
普段、口にしている食物の中には発ガン物質を含むものが多くあります。唾液の成分にはそうした発ガン物質が発生させる活性酸素を減少させる機能も認められており、ペルオキシダーゼやカタラーゼ、アスコルビン酸(ビタミンC)といった成分が代表的な例です。
さらによく噛むことで消化機能も促進され、顎からの刺激で脳も活性化され、脳細胞の動きが活発になり、運動・生理機能が向上し、結果として認知症になりにくくなるといわれています。
健康のため、ぜひたくさん噛んで食事をしてください。
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