プラークコントロールとシュガーコントロール
- 院長ブログ
- 2011年8月24日
ある兄弟がいました。二人の両親は仕事がいそがしく子供の口腔ケアには殆んど関心がありませんでした。よって二人のプラークコントロールレベルは同じ位の低レベルでした。ただ二人の食生活や味の好みは小さい頃から違っていました。特に甘味に関しては大きく違っていました。例えば、饅頭があったとしたら、弟は皮の部分だけを食べ、兄は餡子だけを食べていました。これは権力のなせる技ではなく好みの問題でした。オヤツと言えば、弟は父親の晩酌のツマミの干物やスルメなどが好きで、兄はコーヒーに入れる粉ミルクをスプーンで2杯も3杯も食べていたりしていました。2人とも20歳位になり一人暮らしを始めました。その頃弟はカリカリのイカ天と牛乳が大好きでした。兄のアパートにはコーラのペットボトルがヤマのようにありました。子供が大学生になるような年になった現在、弟は奥歯もしっかりしていて何でも食べられ週何回かの体力トレーニングをやっています。兄は奥歯で噛める部分があまりなく、硬いモノはあまり食べられなくなり、噛み合わせが悪く、一時体調を崩した時期があって姿勢もあまり良くありません。極端な例だとおもわれますが実話です。