接着性ブリッジ
- お知らせ
- 2011年11月17日
接着性ブリッジという治療法をご存じですか。ブリッジという言葉は聞いたことはあるとおもいます。されてある方も少なくはありません。歯が抜けた場合に、抜けた両隣の歯を削って被せモノをする治療法です。そこで、なるべく歯を削らない方法として接着性ブリッジという方法があります。歯の表面だけを削って強い接着材で貼り付ける方法です。利点としては、当然歯を削る量が少なくてすむ・表面だけを削るので麻酔は必要としない場合が多いなどです。ただ臨床的には何年かすると剥がれたり脱落するケースが多々あります。理由としては咬みあわせの強さや歯の動揺、歯の擦り減りなどがあるでしょうがこれは個人差があります。一番の理由は”歯は生きている”ということです。身体の皮膚の細胞は大体2週間で新しくなると言われています。その残骸が”垢”となって表面に浮かびあがってきます。歯も当然生きている限りそれを繰り返しています。ただその時間が年単位であるということです。どんなに強い接着材や材料を用いてもそれは変わることはありません。では、神経がない歯ならばどうでしょうか。神経も血管もないので新陳代謝は起こりません。ただ審美性が著しく劣ります。こういうことも踏まえて歯科医の話を聞いてください。