インフルエンザ
- 院長ブログ
- 2016年2月17日
先日、福岡の幼稚園で次亜塩素酸を使ってインフルエンザの予防をして良い結果が出たというニュースを観ました。
確かに次亜塩素酸には強い殺菌作用があります。 しかし、殺菌作用を発揮できる濃度では生体に為害作用があり、幼稚園児に安心して使える濃度では殺菌効果は殆んどありません。 良い結果が出たのは手洗い・うがいを徹底させ、加湿器をしっかり取り入れたからだと思われます。
時々同じような情報が出てきます。 何年か前にもカテキンが歯周病菌に効く、といってお茶にカテキンが含まれているから歯周病予防にお茶を飲むのが一時期流行りました。 これも先程の例と同じで、確かに実験室レベルではカテキンが歯周病菌をやっつけることはできますが、お茶にそれほどの濃度のカテキンは含まれていないのでお茶を飲んだからといって口の中の菌に作用することはありません。
生体に影響が無く、ウイルスや菌を死滅させるモノは今のところEO水以外には見当たりません。
EO水に関してはまた別の機会に投稿したいと思います。