顎関節 日本初
- 院長ブログ
- 2016年5月17日
学生の時でした。 急に大学院生の先輩に呼び止められ、実験の協力をしろ、というお話。
そのまま附属病院の診療室まで一緒に行くと、診療台に座らされました。 何も聞かされないままコメカミ辺りに麻酔をされ、上顎の関節にデッカイ針を挿入されました。 そのまま階下のレントゲン室に連れて行かれ、撮影機の前で口を開閉しろと言われましたが、痛いし顎は動かそうと思っても動きませんでした。
先輩一言「おかしいなー、猿では上手くいったんだけどなー。」
その後何度かやり直し(次の日まで)、予定通りの画像が撮れて、先輩の学位論文は出来上がりました
そのデッカイ針は関節に造影剤を注入するためのものでした。
日本初の顎関節の動画はこうして出来上がりました。
なんでも”初”というのはこういう人体実験で出来上がっているのでしょうね(笑
後遺障害がなくてよかったです。